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デザイン依頼の教科書

2026年04月11日

納得できるデザイン提案の条件。プロが必ず伝える3つのポイント

チラシ作成・パンフレットデザイン・ポスター制作など東京のデザイン会社のブログ 納得できるデザイン提案の条件。プロが必ず伝える3つのポイント

「デザインの提案を受けたけれど、なぜその色や形になったのか、明確な説明がなくてよく分からなかった」

「見た目はとても綺麗に仕上がっているけれど、これを実際にどう活用して成果に結びつければいいのかイメージが湧かない」

企業の担当者様から、他社での制作経験としてこうしたお悩みを耳にすることが少なくありません。

デザインの提案プロセスは、単に「ビジュアル案をお披露目する場」ではありません。

デザインの制作側とお客様が『なぜこのデザインに至ったのか』『これがどう課題解決に繋がるのか』という論理を共有し、目線を合わせる非常に重要なステップです。

私たちアメージングデザインでは、ご提案の場において単なる見た目の説明に終始せず、「これだけは必ず共有する」と決めている3つのポイントがあります。

今回はその考え方を整理し、デザインを発注し、提案を受ける企業側にとっても役立つ「判断の視点」をご紹介します。

ポイント①:デザインの背景と「情報の設計」の意図を伝える

デザインは、デザイナーの偶然のひらめきや好みでできあがるものではありません。

企業の目的を達成するための論理的な設計』があってこそ成立します。

そのため提案時には、まず「今回のデザインが、自社のどんな課題を解決しようとしているのか」という根本的な背景を丁寧にすり合わせます。

例えば、新規顧客の獲得を目的としたパンフレットデザインをご提案する場合。

「初めて御社のサービスに触れる方に、まずは安心感と信頼感を持っていただくことを最優先に据え、このような情報の設計を行いました」と、構成の意図を説明します。

一番目立たせるべき強みはどれか、どの要素をあえて削ったのか。

このデザインがなぜ必要なのか』という思考のプロセスを共有することで、お客様もデザインを「単なる装飾」ではなく「課題解決のためのビジネスツール」として客観的に捉えやすくなるのです。

ポイント②:ターゲットに響く「翻訳し伝わる化」の理由を示す

次にご提案で必ずお伝えするのが、『ターゲットの視点から見て、どう伝わるか』という理由です。

デザインの良し悪しは、デザインの制作者のセンスや、あるいは社長様の個人的な好みで決まるものではありません。

最終的な受け手である一般のユーザーがそれを見て、どう感じ、どう行動するかで判断されるべきものです。

専門的で複雑なサービスを提供するBtoB企業の場合、社内の常識である業界用語をそのままチラシ作成などに用いても、ターゲットには響きません。

そこで、「この専門用語は、初めて見る方には伝わりづらいため、こちらの直感的な言葉へと『翻訳し伝わる化』しました」「ターゲットである忙しい経営者が移動中にスマホで見ることを想定し、あえて余白を大きく取り、結論を先に配置しています」といった具体的な理由をお伝えします。

ユーザーの感情と行動をどう動かすか』を意識した説明の裏付けがあることで、デザインの提案は「好みの話」から「成果に繋がる戦略の話」へと変わります。

ポイント③:行動導線と「その後のシナリオ」を共有する

そして最後に必ずお伝えするのが、『このデザインに触れたユーザーが次にどう行動し、どう成果に結びつくのか』という未来のシナリオです。

いくら美しく目を引くポスター制作ができても、それを見た人の「次の行動(問い合わせや検索)」が設計されていなければ、ビジネスとしての成果には繋がりません。

「ポスターを見た人がQRコードからWEBサイトへ飛び、このボタンを押して資料請求に至る」というスムーズな行動導線を可視化してご説明します。

「ここで興味を引き、ここで納得させ、ここで背中を押す」というステップを共有することで、お客様自身も完成後の実際の運用イメージが明確に湧き、社内での活用方針が立てやすくなります。

デザインの提案の場は、成果を共創するための「対話の場」

ここまでご紹介した「情報の設計」「ターゲットへの翻訳」「行動導線」の3つを丁寧にお伝えすることは、単にデザインの説得力を持たせるだけでなく、お客様との間に「共通の判断基準」を設けるという意味を持っています。

背景や理由が明確になることで、お客様も「ここはもっとこうした方がターゲットに響くのでは?」と本質的な意見を言いやすくなり、プロジェクトは一方通行の報告会から、双方向の対話の場へと深化します。

私たちが代理店を一切挟まない直接取引にこだわっているのも、この『対話』を何よりも重視しているからです。

間に人を挟まず、企業の経営課題を直接伺い、10年以上の実務経験を持つお客様の専任デザイナーがヒアリングからご提案、制作までを一貫して伴走します。

伝言ゲームが発生しない完全オーダーメイドの設計だからこそ、ご提案の場で「なぜこの形になったのか」を、自信と根拠を持って深くご説明することができるのです。

納得感が、デザインを「機能する資産」に変える

デザイン提案で本当に確認すべきなのは、「見た目が好みかどうか」ではなく、「目的・ターゲットへの翻訳・行動へのシナリオ」が論理的に設計されているかどうかです。

提案の場でこの3つのポイントが共有され、お客様自身が深い「納得感」を持つことができれば、完成したツールへの愛着も湧き、日々の営業や販促活動での活用もより積極的になります。

見た目の良し悪しに終始しない、上流からの情報設計の共有。

これこそが、私たちが15年以上にわたり、営業活動を一切行わずとも8割を超えるお客様と長期的なパートナーシップを築き、確かな成果を生み出し続けている根幹の理由です。

デザインの提案を受ける際は、ぜひこの「3つのポイントが説明されているか」を一つの基準として役立ててみてください。