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伝わるデザインの作り方

2026年04月03日

専門用語ばかりのパンフレット。ターゲットに響く3つのコツ

専門用語ばかりのパンフレットデザイン。ターゲットに響く3つのデザイン制作のコツ

高度な技術を持つメーカーが一般消費者向けの商品を開発した時や、医療・法律・教育機関などの専門的なサービスを一般の方へ届ける際、その魅力を伝えるパンフレット制作は非常に重要なプロジェクトとなります。

しかし、いざ完成したパンフレットのテスト刷りを読んでみると、

「業界の専門用語ばかりが並んでいて、一般のお客様には難しすぎる」
「機能の説明は正確だが、読んでいてワクワクしない」

という状態に陥ってしまうことが多々あります。

せっかくの素晴らしいサービスも、ターゲットの心に響かなければ、問い合わせや購買といった次の行動には繋がりません。

今回は、難解な専門用語を一般消費者に伝わる言葉へと「翻訳し伝わる化」するための重要な考え方と具体的なステップをお伝えします。

なぜパンフレットが「専門用語だらけ」になってしまうのか?

専門用語が多くなってしまう最大の原因は、決して担当者様の文章力が不足しているからではありません。

業界内で長く実務をこなし、自社の商品を深く愛しているからこそ陥ってしまう「知識の呪縛」が原因です。

毎日そのサービスに触れているプロフェッショナルにとって、業界の専門用語は「息をするように自然な言葉」になっています。

そのため、初めてそのサービスに触れる一般消費者が「どこでつまずくのか」「どの言葉が理解できないのか」を想像することが非常に難しくなってしまうのです。

さらに、社内の稟議や上司の確認を通す過程で、「この表現だと技術的に不正確だ」「この注釈も入れておかないと誤解を招く」といった社内特有の事情が優先され、結果として「正確だけど誰にも読まれないパンフレット」が完成してしまいます。

相手の前提知識に合わせた「視点の切り替え」

この状況を打破するためには、「正確さ」よりも「直感的な分かりやすさ」を優先する視点の切り替えが必要です。

例えば、伝えたい相手が小学生なのか、中学生なのか、あるいは大学生なのかによって、同じ物事を説明するにしても、選ぶ言葉や伝える順序、さらには見せるべき視覚的な世界観はまったく異なります。

これはBtoCのビジネスでも同じです。

業界の知識がゼロの相手に対し、まるで1冊の絵本や物語を読み聞かせるように、相手の前提知識に合わせて情報を丁寧に噛み砕き、ストーリーとして構成し直す視点が求められます。

専門用語を「翻訳し伝わる化」する3つのステップ

では、具体的にどのように言葉を変換していけばよいのでしょうか。以下の3つのステップで情報を整理していくと、一気に伝わりやすい構成になります。

1. 性能(スペック)ではなく、未来(ベネフィット)を語る

お客様が本当に欲しいのは、その商品の「優れた機能」ではなく、その商品を使うことで得られる「快適な未来」です。

例えば、「高反発ウレタンフォームを3層構造で採用」という専門的なスペックをそのまま載せるのではなく、「朝まで一度も目が覚めない、ホテルのような寝心地」という、お客様の日常に直結するメリット(ベネフィット)へと変換します。

2. ターゲットの「よくある悩み」からスタートする

いきなり自社の強みを語り始めるのではなく、「こんなお悩みはありませんか?」と、ターゲットが日々感じている身近なストレスや課題を提示します。

読者が「あ、これは自分のことだ」と共感できれば、その後に続く専門的な解決策にも自然と興味を持ってもらえます。

3. 専門用語は「例え話」に置き換える

どうしても外せない専門的な仕組みや独自技術がある場合は、日常生活でよくある「例え話」に置き換えて説明します。

「アルゴリズムによる最適化マッチング」であれば、「あなた専属の優秀なコンシェルジュが、膨大なデータからぴったりなものを選び出すように」と表現するだけで、誰もが直感的にイメージできるようになります。

初期段階から思考整理に伴走するパートナーとして

とはいえ、自社のサービスを客観的に見つめ直し、こうした「翻訳」を社内だけで完結させるのは容易ではありません。

どうしても社内の常識やしがらみに、引っ張られてしまうのが実情です。

私たちアメージングデザインは、ただ綺麗にレイアウトするだけの制作会社ではなく、制作の初期段階で丁寧なヒアリングを行い、お客様の頭の中にある専門的な情報や強みを一緒に整理します。

第三者としての客観的な視点を持ち、時には「この専門用語は思い切って削りましょう」「この強みは、一般の方にはこういう言葉で伝えた方が響きますよ」とご提案しながら、ターゲットの心にスッと入り込む言葉とデザインへと「翻訳し伝わる化」していくことが、私たちの提供する最大の価値です。

「自社のサービスが専門的すぎて、うまく魅力が伝えられない」
「一般の消費者向けに、もっと親しみやすいパンフレットを作りたい」

とお悩みの担当者様は、情報がまとまっていない状態でもまったく問題ありません。

まずは「何を、どう伝えるべきか」を考える段階から、私たちにご相談ください。