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デザイン依頼の教科書
2026年05月01日

「デザインのことはよく分からないので、専門家であるプロにすべてお任せします」
デザイン制作の初期段階で、お客様からこのようなお言葉をいただくことがあります。
私たちを信頼してお任せいただけるのはとても光栄なことなのですが、実はプロジェクトを本当に良い形で成功に導くためには、社内の皆様にも少しだけ「デザインへの理解」を共有していただくことがとても大切になります。
「社内デザイン教育」と聞くと、なんだか専門的でハードルが高いように感じられるかもしれません。
しかし、全員がデザインツールを使えるようになる。といったお話しではありません。
今回は、社内で「デザインという共通言語」を持つことが、外部の制作チームとの連携や、日々の業務にどのような良い変化をもたらすのかをご紹介します。
目次
チラシやパンフレット、ホームページを外部に依頼する際、社内にデザインの視点を持つ方がいらっしゃらないと、お互いの意図をすり合わせるのに時間がかかってしまうことがあります。
「なんとなくイメージと違う」
「もう少し明るくしたい」
といった感覚的なフィードバックは、制作側に真意が伝わりにくく、修正の回数が増えてしまう原因になりがちです。
ここで、社内に「ターゲットにとって分かりやすいか」「目的を達成するための構成になっているか」という視点(共通言語)が少しでもあると、コミュニケーションは格段にスムーズになります。
「ターゲットは中高年なので、文字のコントラストをもう少しハッキリさせませんか」
「一番の強みはここなので、もっと優先順位を上げて目立たせたいです」
このように、感覚ではなく「情報の設計」に基づいたご意見をいただけることで、私たちデザイナーもより的確な代替案をご提案できるようになり、制作物のクオリティが大きく引き上がります。
社内でデザインの視点を共有するといっても、専用のソフトを使って全員が綺麗にレイアウトできるようになることを目指すわけではありません。
大切なのは、「デザイン=表面的な装飾」ではなく、「デザイン=自社の価値を相手に正しく届けるための『翻訳と設計』である」という認識を社内で共有していただくことです。
こうした「情報を整理する視点」を持つことこそが、社内におけるデザイン理解の第一歩となります。
デザインの共通言語を持つことのメリットは、外部とのやり取りだけにとどまりません。
日々の社内業務にも嬉しい波及効果をもたらします。
たとえば、営業担当者が作る提案資料や、現場スタッフが更新するSNSやブログの発信。
ここで「情報の優先順位」や「読みやすさ(余白の取り方や文字の強弱)」といった基本的な視点を取り入れるだけで、伝わりやすさは劇的に変わります。
社内から発信されるあらゆる資料や情報に一貫した「見やすさ・伝わりやすさ」が生まれることで、企業全体のブランドイメージと信頼感が底上げされていきます。
とはいえ、忙しい日常業務の中で、改まって社内でデザインの勉強会を開くのは難しい企業様がほとんどかと思います。
そこで一つの方法として、実際の制作プロジェクトを進める中で、外部のデザイナーと一緒に考えながらノウハウを吸収していくという形があります。
私たちアメージングデザインでは、10年以上の実務経験を持つお客様の専任デザイナーがヒアリングから一貫して伴走いたします。
打ち合わせやご提案の際、私たちはただ完成したデザインをお見せするだけでなく、「なぜこのレイアウトにしたのか」「なぜこの言葉へと翻訳したのか」という『情報の設計の意図』を、丁寧にご説明するように心がけています。
プロジェクトを共に進め、対話を重ねていく中で、お客様の社内にも自然と「なるほど、見せ方を変えるとこんなに伝わり方が変わるのか」という気づきが生まれ、デザインの視点が蓄積されていきます。
社内にデザインの共通言語が育つと、日々の発信力が高まり、私たちとのプロジェクトもより深く、楽しいものへと進化していきます。
「自社の魅力を、もっと社内全体で上手く伝えられるようになりたい」とお考えの際は、ぜひ私たち専任デザイナーと一緒に、プロジェクトを通じた「伝わる仕組みづくり」を始めてみませんか。