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デザインの作り方

2026年09月25日

ポスターのサイズはどう選ぶ?A1・A2・B1・B2と掲示場所別の選び方

ポスターのサイズはどう選ぶ?A1・A2・B1・B2と掲示場所別の選び方

ポスターを制作するとき、最初に迷いやすいのが「A1とA2ならどちらがよいのか」「B1・B2はどんな場所に向いているのか」というサイズ選びです。

ポスターは大きさも大切ですが、それだけで伝わりやすさが決まるわけではありません。
店内の掲示板で立ち止まって見るポスターと、駅やイベント会場の通路で歩きながら見るポスターでは、必要な大きさも情報量も変わります。

ポスターサイズを決めるときは、先に用紙サイズを選ぶよりも、「どこに掲示し、誰が、どのくらいの距離から、どのような状態で見るのか」を整理しておくことが大切です。

この記事では、企業・団体の広報や販促でよく使われるA1・A2・B1・B2を中心に、サイズの違いと掲示場所別の考え方を解説していきます。

ポスターデザインの企画・制作をご検討の方は、ポスターデザイン制作サービスもあわせてご覧ください。

ポスターサイズは「掲示場所」と「見る距離」から決める

ポスターのサイズを選ぶ前に、まず確認したいのは次の4点です。

  • どこに掲示するのか:店内、施設入口、通路、駅、展示会場、屋外など
  • 見る人との距離はどのくらいか:近くで立ち止まって見るのか、数歩手前から見るのか、離れた場所から認識してもらうのか
  • 見る人は止まっているか、動いているか:待合スペースと通路では、同じサイズでも読める情報量が異なります
  • 何を伝えたいのか:イベント名だけを印象づけたいのか、日時・場所・申込み方法まで伝えたいのか

同じA1サイズでも、壁のすぐ前で見る場合と、広いロビーの反対側から目に入る場合では、必要な文字の大きさや情報量が変わります。サイズだけでなく「実際にどう見られるか」までセットで考えることが大切です。

A1・A2・B1・B2のサイズと使い分け

日本でポスター制作に使われることの多い4サイズを比較すると、次のようになります。B判は日本で一般的に使われるJIS系の寸法を記載しています。

サイズ寸法見られ方の目安向いている掲示場所・用途
A2420 × 594 mm近距離中心店内・受付周辺・掲示板・小規模会場など。近くで内容を読んでもらう掲示に使いやすい。
B2515 × 728 mm近〜中距離店舗・施設内・イベント会場など。A2より存在感を出しつつ、比較的近い距離でも情報を読ませやすい。
A1594 × 841 mm中距離入口・通路・施設内・イベント会場・ショーウインドウなど。少し離れた位置から認識してもらいたい場面に使いやすい。
B1728 × 1030 mm中〜やや遠距離広いロビー・大型施設・駅周辺・展示会場など。離れた位置からまず存在に気づいてもらいたい場面に向く。

※距離とサイズの関係は、あくまで目安として考えてください。照明、周囲の広告量、文字サイズ、掲示する高さ、人の流れなどでも視認性は変わります。実際の掲示環境を基準に判断してください。

A2|近くで立ち止まって見る場所に使いやすい

A2は420×594mm。A3より一回り大きく、店舗内や施設内の掲示板、受付付近など、比較的近い距離から見てもらえる場所で使いやすいサイズです。

近くで読んでもらえるため、イベント名やメインビジュアルだけでなく、日時・場所・簡単な説明・QRコードなども整理して掲載しやすい一方、情報を詰め込みすぎるとポスターではなく「大きなチラシ」のようになってしまいます。

B2|A2より存在感を出しつつ、情報も読ませたいとき

B2は515×728mm。A2より大きく、店舗や公共施設、イベント会場などで一定の存在感を出しながら、近くに来た人には詳細も読んでもらいたい場合に使いやすいサイズです。

メインメッセージと補足情報の両方を載せやすいため、イベント告知や施設内の案内など幅広い用途に対応しやすいサイズです。

A1|通路や入口で、少し離れた位置から気づいてもらう

A1は594×841mm。屋内ポスターとしてよく使われる大きさで、施設の入口、通路、イベント会場、店舗の窓面など、少し離れた位置から最初の情報を認識してもらいたい場面に向いています。

A1まで大きくなると紙面にも余裕が出ますが、情報を増やすより、「何のポスターか」が離れた位置から分かるよう、タイトルやメインビジュアルの優先順位を明確にしておくことが大切です。

B1|広い空間で、まずポスターの存在に気づいてもらう

B1は728×1030mm。A1よりさらに大きく、広いロビーや大型施設、展示会場など、周囲にも多くの情報がある環境で存在感を出したい場合に検討しやすいサイズです。

大きなサイズほど遠くから見られる可能性が高くなるため、細かな説明を増やすのではなく、最初に伝える情報を絞り、詳細は近づいたときやWebで確認できるよう役割を分けると伝わりやすくなります。

掲示場所別に考えるポスターサイズの選び方

店内・受付・施設内の掲示板

見る人が近くに立ち止まりやすい場所では、A2やB2が候補になります。大きさよりも、掲示できるスペースと周囲の掲示物とのバランスを確認しましょう。受付付近なら、詳細まで読んでもらえる可能性があるため、最低限の説明やQRコードも機能しやすくなります。

入口・ロビー・ショーウインドウ

施設へ入る前や広い空間で目に入るポスターは、A1やB1など大きめのサイズが候補になります。ここでは文章を読ませる前に、「何の案内なのか」「自分に関係があるか」を認識してもらうことが先です。タイトルや写真・ビジュアルが遠くから見ても埋もれない設計が必要です。

イベント・展示会場

イベントや展示会では、来場者が歩きながら複数の案内を見るため、掲示場所によってサイズを使い分ける方法もあります。入口ではA1・B1でイベント名や主な訴求を伝え、会場内ではA2・B2で詳細や案内を補うなど、1枚ですべてを担わせない考え方も有効です。

駅・通路・人の流れが速い場所

通行中に見る場所では、近くまで来てもじっくり読まれるとは限りません。大きめのサイズを選ぶときも、情報量を絞り、短いメッセージと印象的なビジュアルで内容を認識できるようにすると伝わりやすくなります。掲示規定や指定サイズがある場合は、先に施設・媒体側の仕様も確認しておくと安心です。

「大きいポスター=よく伝わる」ではない

サイズを大きくすると、確かに遠くから目に入りやすくなります。しかし、紙面が広くなった分だけ文章や要素を追加してしまうと、結局どこを見ればよいか分からなくなります。

ポスターでは、情報を次のように段階分けして考えると整理しやすくなります。

  • 最初に伝える情報:イベント名、商品名、募集内容など「何のポスターか」を示す主メッセージ
  • 次に伝える情報:日時、場所、対象者、特徴など、興味を持った人が確認する情報
  • その先で伝える情報:詳細説明、申込み方法、Webサイトなど、近くで見る人や行動する人向けの情報

サイズを決めることは、印刷仕様を決めることだけではありません。「どの距離で、どの情報まで伝えるか」を決めることでもあります。

ポスターのサイズと情報量はセットで考える

ポスター制作では、「この文章も必要」「このサービスも載せたい」と情報が増えやすいものです。ポスターは、パンフレットやWebサイトのように最初からじっくり読むというより、まず一瞬で目に入ることが多い媒体です。

たとえば、離れた位置から見てもらうA1・B1では、大きなタイトルやビジュアルを確保するため、細かな説明を減らす判断が必要になることがあります。一方、受付や待合スペースに掲示するA2・B2なら、興味を持った人が近づいて読む前提で補足情報を少し増やすこともできます。

「載せたい情報が多いから大きくする」のではなく、「この場所で必要な情報を、この距離で読めるようにする」という順番で考えることが、伝わるポスターデザインにつながります。

ポスターの構成や見せ方の考え方は、「ポスターで足を止めさせるには?数秒で伝えるレイアウト術」でも詳しく解説します。

ポスターサイズを決める前に、制作会社へ伝える5つの情報

ポスターのサイズや仕様がまだ決まっていなくても、次の情報が分かると適したサイズを検討しやすくなります。

  • 掲示場所:店舗、施設入口、会場内、駅、屋外など
  • 掲示できるスペース:壁面や掲示板の寸法、縦横の向き、フレームの有無
  • 見る人と距離:立ち止まって見るのか、歩きながら見るのか、離れた場所から最初に見えるのか
  • 目的とターゲット:イベント告知、採用、啓発、商品紹介など、誰に何を伝えたいか
  • 掲示期間・必要部数:短期イベントか常設に近い掲示か、複数拠点へ展開するか

これらをもとに、サイズだけでなく、用紙・印刷仕様やデザイン上の情報量まで一緒に検討できます。

ポスターデザインの制作事例

実際のポスターでは、掲示する場所や対象者に合わせて、情報の見せ方やビジュアルの強さを調整していくことが大切です。アメージングデザインの制作事例もあわせてご覧ください。

・ イルミネーションイベントのポスター・パンフレットデザイン制作事例
・ 春のイベント告知チラシ・ポスターデザイン制作事例
・ 商業施設40周年記念のチラシ・ポスター・ロゴデザイン制作事例

ポスターデザイン制作をご検討の方へ

ポスターは、サイズを決めてデザインを当てはめるだけでなく、掲示場所や見る人まで含めて考えることで、ぐっと伝わりやすくなります。掲示場所や見る距離によって、伝える情報の量、文字の大きさ、写真やビジュアルの見せ方まで変わります。

私たちアメージングデザインでは、イベント告知、採用・求人、啓発、商業施設など、ポスターの目的・掲示場所・ターゲットを整理し、企画・情報設計からデザイン、印刷まで一貫してサポートしています。

「A1とB1のどちらがよいか分からない」「掲示場所は決まっているがサイズや仕様が未定」といった段階からでもご相談いただけます。

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