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デザイン依頼のコツ

2026年09月18日

パンフレット制作の原稿はどう準備する?必要な素材と情報整理の進め方

パンフレット制作の原稿はどう準備する?必要な素材と情報整理の進め方

パンフレット制作をデザイン会社へ依頼するとき、「原稿はどこまで完成させておけばよいのか」「写真やロゴはどんな状態で渡せばよいのか」と迷うことがあります。

特に初めて制作を担当する場合、文章をすべて書き終えてからでないと相談できないと思いがちですが、必ずしもそうではありません。大切なのは、完成された文章を用意することよりも、パンフレットで伝えたい情報と、制作に使えそうな素材を整理して共有できる状態にすることです。

この記事では、パンフレット制作を依頼する際に準備しておきたい原稿・写真・ロゴ・資料などの基本素材と、情報をまとめる順番、デザイン会社へ渡すときのポイントを紹介します。

目次

原稿を書く前に、まず「誰に・何を伝えるか」を整理する

原稿づくりを始める前に確認したいのが、パンフレットの目的と読み手です。ここが曖昧なまま文章を書き始めると、載せたい情報が増え続け、後から大幅に削ったり書き直したりすることになりやすくなります。

最初に、次の3点だけでも整理しておくと、その後の原稿準備が進めやすくなります。

  • 誰に渡すパンフレットなのか
  • 読んだ人に、何を一番理解してほしいのか
  • 読んだ後に、問い合わせ・来店・Web閲覧など、どんな行動につなげたいのか

この3点が決まると、「この情報は必要」「今回は優先度が低い」という判断がしやすくなります。原稿の文章表現を整える前に、まず掲載する情報の軸を決めることが大切です。

デザイン会社への依頼前に整理しておきたい目的・ターゲット・予算などは、「失敗しないデザイン依頼の準備。発注前に自社で整理すべき7つのポイント」でも詳しく解説しています。

パンフレット制作で準備しておきたい6つの素材

パンフレットの内容によって必要なものは異なりますが、一般的には次のような素材が制作の材料になります。すべてを完璧にそろえる必要はありません。まずは「社内に何があるか」を確認するところから始めましょう。

1.掲載したい文章・基礎情報

  • 会社概要、事業内容、商品・サービス説明
  • 企業理念、代表メッセージ、沿革
  • 強み・特徴・選ばれる理由
  • 実績、導入事例、数値データ
  • 料金、営業時間、所在地、連絡先などの基本情報

2.ロゴ・ブランドに関するデータ

  • 会社・サービスのロゴデータ
  • ブランドカラーや指定色
  • ロゴ使用ルールやブランドガイドラインがある場合はその資料

ロゴはWebサイトのスクリーンショットではなく、可能であれば制作時の元データや高品質なデータを用意すると、印刷でもきれいに使用しやすくなります。

3.写真・画像・イラスト

  • 商品・サービス写真
  • 店舗・施設・オフィスの写真
  • スタッフ・代表者・利用シーンの写真
  • 図版・イラスト・地図など

写真はWordやPowerPointに貼り付けたものだけでなく、できるだけ元の画像ファイルも別途用意します。印刷物ではWeb表示よりも画像品質が仕上がりに影響するため、手元にある中で大きなサイズの元データを共有すると安心です。

4.グラフ・図表・数値資料

  • 売上構成、実績件数、対応エリアなどの数値
  • 比較表・工程図・サービスの流れ
  • 元となるExcelや表データなど、再編集できる資料があれば一緒に共有

数値を掲載する場合は、何の数字か、いつ時点の数字かも確認しておきます。デザイン後の差し替えを減らすため、公開してよい最新情報かどうかも社内で確認しておきましょう。

5.URL・QRコード・問い合わせ情報

  • 誘導したいWebページのURL
  • 問い合わせフォーム、予約ページ、SNSなどのリンク先
  • 電話番号、メールアドレス、住所
  • 掲載が必要な注意事項・免責・表記ルール

6.既存のパンフレット・営業資料・参考資料

  • 現在使っているパンフレットや会社案内
  • 営業資料、提案書、商品資料
  • Webサイトや採用ページなど、既に公開している情報
  • 今回のイメージに近い参考デザインや競合資料

会社案内パンフレットで「何を載せるか」自体を整理したい場合は、「会社案内には何を載せる?伝わるパンフレットの掲載内容と基本構成」も参考になります。

原稿は「完成文章」でなくても大丈夫。まず情報を出し切る

制作会社へ渡す原稿というと、最初からきれいな文章に整えなければならないように感じます。しかし、文章表現を整えることよりも先に必要なのは、伝える材料を漏れなく集めることです。

例えば、サービスの強みがまだ文章になっていなくても、「短納期に対応できる」「専門スタッフが直接対応する」「○○業界での実績が多い」といった箇条書きがあれば、構成を考えるための十分な材料になります。

最初は箇条書きやメモの状態でも構いません。そのうえで、次のように分類すると整理しやすくなります。

  • 必ず載せたい情報
  • できれば載せたい情報
  • パンフレットでは省き、Webサイトで詳しく見せてもよい情報
  • 内容が未確定で、社内確認が必要な情報

この分類があると、ページ数に収まらない場合にも優先順位を判断しやすくなります。最初からすべてを短く削るのではなく、一度材料を出し切ってから整理するのがポイントです。

原稿・素材をデザイン会社へ渡すときのまとめ方

原稿や素材がそろっていても、メール・チャット・複数のファイルに情報が分散していると、確認漏れや古い原稿の使用につながることがあります。できるだけ「どれが最新版か」が分かる状態でまとめましょう。

文章は1つの原稿ファイルにまとめる

WordやGoogleドキュメントなどで、見出しごとに文章をまとめます。複数のメール本文やチャットに原稿を分散させないほうが、制作側も確認しやすくなります。

画像ファイルは原稿に貼るだけでなく、別に渡す

原稿内に「この写真をここで使いたい」という指示用の画像を置くのは問題ありませんが、実際の制作に使う元画像は別ファイルで共有します。

ファイル名を分かりやすくする

「写真1」「最終版2」ではなく、「会社外観」「商品A正面」「代表プロフィール」など、中身が判断できる名称にしておくと確認がスムーズです。

修正履歴より「最新版」を明確にする

原稿修正が重なった場合は、制作に使う最新版を1つにまとめます。古いファイルを同じ場所に残す場合も、どれを使用するか明示しておきます。

事実情報は社内で最終確認する

会社名、住所、電話番号、価格、数値、日付、QRコードのリンク先などは、公開前に必ず正しい情報か確認します。

情報整理は「全部載せる」より、読み手の順番で考える

素材を集めると、次に起こりやすいのが「せっかくある情報だから、できるだけ全部載せたい」という状態です。しかし、パンフレットは資料倉庫ではありません。読み手が必要な情報を理解しやすい順番に並べることが重要です。

整理するときは、次の4ステップで考えると進めやすくなります。

STEP1|まず情報と素材を集める

文章・写真・ロゴ・数値・既存資料など、使えそうな材料をいったん集めます。

STEP2|必須・補足・Webへ分ける

すべてを紙面に載せるのではなく、パンフレットに必要な情報とWebで補足できる情報を分けます。

STEP3|読み手が知りたい順に優先順位をつける

会社側が話したい順番ではなく、読み手が「自分に関係がある」「もっと知りたい」と感じやすい順番を考えます。

STEP4|足りない素材だけ追加する

構成の方向が見えてから、不足している写真、図表、文章を追加します。最初からすべてを制作するより、必要なものが明確になります。

情報量に対して何ページ必要か迷う場合は、「パンフレットのページ数はどう決める?4・8・12ページと折り方の選び方」をご覧ください。

パンフレット原稿の準備でよくある5つの注意点

1.文章を長く書きすぎてから削ろうとする

最初から完成文章を大量に作るより、伝える要点を整理してから文章化したほうが、紙面に合わせやすくなります。

2.レイアウトまで先に決め込みすぎる

WordやPowerPointでページ構成を作り込むと、その配置に引っ張られてしまうことがあります。絶対に必要な位置指定がなければ、原稿と素材を整理し、見せ方はデザイナーと相談するほうが選択肢が広がります。

3.Web用の小さな画像しか残っていない

Webサイトから保存した画像やスクリーンショットだけでは、印刷時に画質が不足することがあります。可能な限り元の写真データを探して共有します。

4.社内の複数人から別々の原稿が届く

制作途中で複数の原稿が並行すると、どれが正しい情報か分かりにくくなります。社内で窓口と最新版を一本化しておくとスムーズです。

5.最後に会社情報やQRコードが変わる

住所・価格・電話番号・URL・QRコードなどは小さな修正に見えても、レイアウトに影響する場合があります。変更予定がある情報は、早い段階で制作会社へ共有しておきましょう。

原稿や写真がまだ揃っていなくても、パンフレット制作は相談できます

ここまで準備するものを紹介しましたが、すべてを自社だけで完成させてから制作会社へ相談しなければならないわけではありません。

「掲載内容がまだ整理できていない」「使える写真があるか分からない」「文章を書くのが難しい」という段階でも、まず現在ある資料を共有することで、何が足りないのか、どこから準備すべきかを整理できます。

アメージングデザインでは、パンフレット制作の目的や伝えたい内容をヒアリングしたうえで、情報整理や構成からご提案しています。写真や原稿素材が用意できない場合も、必要に応じて撮影やライティングを含めたご相談が可能です。

「原稿を完成させてから相談しよう」と止まってしまうより、まずは手元にある既存資料やメモを持ってご相談ください。必要な情報を一緒に整理しながら、パンフレットの形へ落とし込んでいきます。

詳しい対応内容はパンフレット制作サービスをご覧ください。

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