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商標登録・アメージングデザイン
先日、弊社パートナー弁理士にアメージングデザインの社名・ロゴの商標依頼をし、
無事、特許庁から登録証が届きました。
何事もなくスムースに取得。
7年間宙ぶらりんにしていたのに、ここへきて商標取得を考えたのは、
アメージングデザインのオリジナルブランド「アンジュール」を立ち上げたからです。
このアンジュールのプロモーションは主にネット上ではSNS(インスタグラム)を通して行っていて、
半年も経たないうちに1,700フォロワーに達し、そこからグッズやLINEスタンプが売れています。
SNSのひとつの特徴である「拡散性」をうまく活用しているのですが、
不特定多数の人に見られ、場合によっては二次利用も簡単にされてしまうというリスクもあります。
その予防策のひとつとして今回、商標登録を行いました。
普段のデザイン案件でも、過去に何度かお客様のロゴマークのデザイン制作では、
類似のロゴマークがないかのチェックを弁理士に依頼しましたが、
やはりプロにお願いする方がデザイン制作側も、お客様も安心感が違います。
もちろん、何かを真似てつくる・・・というのは
会社以前の問題で個々のデザイナーのプライドとして、
ありえないのですが、どうしても似てしまうものは出てきます。
ロゴマークに限らず、僕らの身の回りにはこれってあれにそっくりじゃん!ってものは
たくさん存在してますよね。
音楽、CM、映画、本、サービスまでも。
僕は昔から人と同じことをしたり、特に創作する上では、
何かの誰かを真似るのは無意識に避けていました。
逆に小中校のときは図工や美術、運動会や学芸会で僕が考えたアイデアやモチーフを、
みんなが真似るというパターンがよく起こっていました。
展覧会では皆、同じモチーフの粘土作品が並んだり、
友達の生徒会演説で替え歌での演出を考えたら、他のクラスも同じ演出になるといった具合。
そのような考えのまま大人になり、
始めて入った会社で始めて作ったデザインを上司に見せた所。
翌日呼び出され、「自分の頭で0から考えただろう!だめだ!
いろんな良いデザインを見てまずはパクれっ!」と言われました。
当時は理解できなかったし、心の中で反発したことを覚えています。
でも、よくよく考えてみると、人は言葉を覚えるときも、絵を描くときも、
まずは何かを真似るところから始まっているんだという事に気づきます。
温故知新などのコトバがあるように、
既にあるものをバージョンアップさせるというやり方は
普段の生活やビジネスにおいてとても大切なこと。
デザインでも前述のことと矛盾するかもしれないけれど、
あんな感じのデザインにしよう!と参考にする場合もあります。
創作行為においては、自分のフィルタを通していかに本質にあったアプローチで
オリジナルでアウトプットできているかが大切だし、価値になるのではないでしょうか。
パクリはNG。
だけれど、良いものをたくさん吸収する。
良いものに触れ、本物を体験し、自分の五感で感じる。
という行動は大切。
僕の子どもはもちろん、
ワークショップなどでもその要素を取り入れてやっています。
▲ 自社オリジナルブランド「ミミアンジュール」
子どもでも、大人でも、
良いと思ったものはどんどん「学習」し、自分の中で咀嚼し、
MYフィルタを通してアウトプットする力が
これからはその人の重要な力。つまりその人の価値になっていくと僕は思っています。
さぁ、今日はどんなものと出会えるかな!
知らないことが多いって、毎日がワクワクで幸せだな^^