TOPICS
士業こそ「選ばれる理由」を見せるべき—専門性を伝えるデザイン術
「腕には自信があるけど、なかなか新規の相談が来ない…」
そんな悩みを抱える士業の方は少なくありません。弁護士、税理士、司法書士、社労士など、士業の世界は資格があって当然、その上で『どこに依頼するか』をお客様が選ぶ時代になっています。
つまり、専門性が高いだけでは十分ではなく、「なぜあなたなのか」という『選ばれる理由』を見せることが必要不可欠です。
目次
1. 「専門性」は資格名だけでは伝わらない
士業のプロフィールに多く見られるのが、資格名や経歴の羅列。しかし、お客様にとってそれは比較が難しい情報です。例えば「税理士」という資格名は同じでも、経験分野や得意領域は人によって異なります。
大切なのは、肩書きや資格名ではなく、『どんな課題をどのように解決できるのか』を明確にすることです。
例えば「創業支援に特化した税理士」「労務トラブルの予防に強い社労士」のように、具体的な専門領域を見せることで、選ばれる確率が高まります。
2. デザインは信頼感を可視化するツール
士業にとって信頼は命です。そして信頼は、実績だけでなく「見た目」にも大きく影響されます。第一印象を左右するのは、事務所案内、ホームページ、名刺、資料などのデザインです。
例えば、見づらいレイアウトや古いデザインでは、どれほど優れたスキルを持っていても「時代遅れ」「頼みにくい」という印象を与えてしまうことがあります。
清潔感・整理整頓された構成・読みやすさを兼ね備えたデザインは、それだけで信頼度を高めます。
3. お客様目線の情報整理が差をつくる
士業が発信する情報は専門用語が多く、一般の方には難しく感じられることがあります。ここで有効なのが『お客様目線の情報整理』です。
専門用語はなるべく平易な言葉に置き換え、図やイラストを使って説明することで理解度が上がります。さらに、事例や具体的なケースを提示すると、依頼した後のイメージが湧きやすくなります。
情報をわかりやすく整理することは、そのまま「頼みやすさ」につながります。
4. 「実績」をストーリーで見せる
数字や案件の羅列よりも、「どんなお客様が、どんな課題を抱え、どのように解決したか」という物語が響きます。ストーリーは共感を生み、依頼を後押しします。
ただし、守秘義務の観点から具体的な詳細は避けつつ、課題解決の流れやお客様の反応などを紹介すると、信頼感を損なわずに魅力を伝えることができます。
ストーリーの中に士業ならではの視点や工夫を織り込むことで、あなたの強みが自然に浮き彫りになります。
5. 選ばれる理由は「人柄」と「理念」にも宿る
士業は専門知識を提供するだけでなく、お客様と長期的な関係を築く仕事です。そのため、『どんな理念を持って仕事をしているか』『お客様とどのように関わっていきたいか』といった、人柄や価値観も選ばれる理由の一つになります。
これらは肩書きや資格では表せない部分ですが、文章や写真、インタビュー形式の記事などで十分に表現できます。
人柄や理念が伝わることで、同じ資格を持つ他者との差別化が図れます。
まとめ
士業の世界では、専門性があることは大前提。その上で「なぜあなたなのか」という理由を見せることが重要です。
資格名や実績だけでなく、専門領域の明確化、信頼感を高めるデザイン、お客様目線の情報整理、そしてストーリーや理念の発信が、選ばれる士業をつくります。
私たちアメージングデザインでは、士業の専門性と信頼性を最大限に引き出すデザイン戦略をご提案しています。あなたの「選ばれる理由」を形にしてみませんか。