TOPICS
ショップカードとLPの連携で来店率を上げた事例
「おしゃれなショップカードは作ったけれど、実際の来店につながっていない気がする」
「LP(ランディングページ)はあるけれど、リアル店舗でどう活用すればいいかわからない」
そんな課題を抱えている小売店や飲食店は少なくありません。
しかし実際には、ショップカードとLPをうまく連携させることで「来店」という最終ゴールに導ける可能性は大きく広がります。
紙媒体であるショップカードと、デジタルの入口となるLP。
この二つをバラバラに運用するのではなく、顧客の導線をつなぐように設計することが重要です。
今回はデザイン会社の視点から「ショップカードとLPを組み合わせて来店率を高める方法」について解説します。
目次
ショップカードの役割を再確認する
ショップカードは単なる「連絡先が書いてある紙」ではありません。
店舗の雰囲気やブランドイメージを象徴する小さな広告塔のようなものです。
財布や名刺入れに入れて持ち歩かれるため、顧客がふとしたときに思い出す「きっかけ」を作る効果があります。
また、友人や家族への紹介ツールとして渡されることで、新しい顧客との接点を広げる役割も担います。
つまり、ショップカードは「初めての来店を促すもの」であると同時に、「再来店や紹介を生むもの」でもあるのです。
LPの役割とショップカードとの違い
一方、LP(ランディングページ)は「行動を促すこと」に特化したWEBページです。
店舗紹介ページや通常のホームページよりもシンプルで、来店予約やクーポン利用など一つのゴールへ導く設計がされています。
ショップカードは「持っておくもの」、LPは「すぐに行動につなげるもの」。
役割の違いを理解し、それぞれを補完する形で組み合わせることが大切です。
ショップカードからLPへつなぐ導線設計
来店率を高めるためには、ショップカードに「LPへ誘導する仕組み」を盛り込むことが効果的です。
・カードにQRコードを印刷してLPに直接アクセスできるようにする
・「このQRから予約すると特典あり」といったインセンティブを設ける
・シンプルでわかりやすいURLを掲載し、紙からデジタルへスムーズに誘導する
紙だけでは伝えきれない「お客様の声」や「最新キャンペーン情報」をLPで展開できれば、顧客の関心を維持しやすくなります。
事例に見る成功のポイント
ある飲食店では、ショップカードをただの住所案内ではなく「特典付きLPへの入り口」として活用しました。
カードにQRコードを印刷し、「次回予約はこのページから」と促すことで、LP経由の予約が増えたのです。
そのLPでは「限定クーポンの提示」「店内の雰囲気を伝える写真」「お客様のレビュー」を掲載。
紙では伝えきれないリアルな体験を補足し、安心して来店できる流れを整えました。
結果として、単なる「渡すだけのカード」から「再来店を生むカード」へと役割が進化し、来店率の向上につながりました。
デザイン会社が考える連携設計のポイント
デザイン会社の立場から見ると、ショップカードとLPの連携にはいくつかの重要な設計ポイントがあります。
・カードのデザインとLPのデザインを統一し、一貫したブランドイメージを構築する
・カードからLPにアクセスした顧客が迷わないよう、ファーストビューに特典や行動ボタンを配置する
・カードを手にした瞬間の「期待感」とLPでの「行動喚起」を連動させる
ここで重要なのは、カードとLPが別々のものとして作られるのではなく、「ひとつの体験の連続性」としてデザインされているかどうかです。
再来店・紹介につなげる仕組みづくり
ショップカードとLPの連携は「初回の来店」で終わらせない仕組みづくりにも有効です。
例えば、来店後にLPを訪れた顧客に「友人紹介特典」を案内する。
または「次回来店で使えるクーポン」をLPに掲載しておく。
こうした仕掛けによって、リピーター獲得や新規顧客の紹介が自然と生まれていきます。
カードは手元に残り続ける媒体なので、LPへのアクセス導線を組み込んでおくことで、時間が経ってからでも効果を発揮するのです。
まとめ
ショップカードは「小さな紙」ですが、その効果はデザインと導線設計次第で大きく変わります。
単なる案内ツールにとどめるのではなく、LPと連携させて「行動を促す仕組み」に変えることで、来店率を高められます。
デザイン会社としては、カードとLPを別々に考えるのではなく、「一貫したブランド体験」として設計することが重要です。
その一体感が顧客の信頼感を生み、来店のハードルを下げるのです。
私たちアメージングデザインでは、戦略設計から参加し、紙とWEBを横断する「伝わるデザイン」のサポートを行っています。
ショップカードやLPを単独で作るのではなく、顧客体験をつなぐ設計を考えたい方は、ぜひご相談ください。
「結果に直結するデザイン」を、プロジェクトの初期から一緒に考えてみませんか?