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実は〇〇も改善ポイント!見落とされがちな販促設計の穴とは
「販促を頑張っているのに、なぜか成果が出ない」
「チラシも作ったし、WEBサイトもある。でも反応が思ったほど伸びない」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。
原因は商品やサービスそのものではなく、『販促設計のどこかに見落としがある』ケースが多いのです。
販促と聞くと「チラシのデザイン」や「SNS運用」など表面的な部分に目が行きがちですが、実はもっと根本的な改善ポイントが隠れています。
今回はデザイン会社として多くの事例に携わる中で見えてきた、見落とされがちな販促設計の穴をお伝えします。
顧客導線の「入口」が分かりにくい
多くの企業が気づかないのが、『顧客が最初に触れる入口のわかりやすさ』です。
たとえばチラシにQRコードを載せていても、コードの近くに「ここからすぐ予約できます」といった説明がなければ、多くの人は読み取らないまま終わります。
またWEBサイトでも、ファーストビューに「何を提供している会社なのか」が明確に伝わらないと、数秒で離脱されてしまいます。
入口部分は「パッと見て理解できるか」「行動が明確に示されているか」が鍵です。
この最初の接点を軽視すると、せっかくデザインを工夫しても顧客は行動に移ってくれません。
情報の「順番」が最適化されていない
販促物には載せたい情報が多くなりがちですが、『順番』を間違えると読まれません。
人は情報を受け取るとき、無意識に「理解の流れ」を求めています。
例えば、いきなり商品の細かいスペックから説明するのではなく、まず「この商品は誰のどんな課題を解決するのか」を提示する。
その後に特徴や詳細を伝えることで、相手は納得感を持って読み進めてくれます。
デザインの観点から言えば、文字の大小や色使いによって「読む順番」を自然に誘導できるかどうかも重要です。
見出しの強調やアイコンの配置など、視線の流れを意識した設計が必要です。
「証拠」が不足している
意外と見落とされるのが、『信頼を裏付ける情報』です。
どれだけ魅力的なコピーやデザインでも、裏付けがなければ説得力は弱まります。
例えば導入事例の紹介や利用者の声、第三者からの推薦コメントなど。
こうした「証拠情報」があることで、顧客は安心して行動に移れます。
逆に、ただ「当社は実績豊富です」と書かれているだけでは、ユーザーにとっては根拠が見えず、不安要素が残ってしまいます。
行動後の「次のステップ」が曖昧
販促設計のゴールは、顧客に行動を起こしてもらうことですが、その後のステップ設計も重要です。
例えば「資料請求」で終わらせるのではなく、その後に「メールでのフォロー」「来店予約の案内」など、次につながる仕組みを整えておく必要があります。
多くの失敗例は、最初の行動で満足してしまい、その後の導線を設計していないことです。
結果的に顧客との関係が続かず、機会損失につながってしまいます。
販促は単発で終わらせず、「その先にどんな関係を築きたいか」まで視野に入れることが大切です。
デザインと戦略が分離している
販促物のデザインは目を引くことが目的ではなく、『戦略を形にする手段』です。
しかし現場では、戦略がないまま「かっこよく見せてほしい」という依頼を受けることも少なくありません。
デザインと戦略が分離してしまうと、見た目は整っていても成果が出ないものになります。
大切なのは「誰に」「何を」「どのように伝えるか」という設計と、デザインが一貫していることです。
制作会社に依頼する際も、戦略部分を一緒に考えられるパートナーを選ぶことが、販促の成果を大きく左右します。
まとめ
販促の成果が出ないとき、多くの企業は「もっと広告を出そう」「デザインを派手にしよう」と考えがちです。
しかし本当に見直すべきは、『入口のわかりやすさ』『情報の順番』『信頼を裏付ける証拠』『行動後の導線』『戦略とデザインの一体化』といった設計部分にあります。
これらの穴を埋めることで、同じ予算でも成果の出方は大きく変わります。
「見た目を整える」だけではなく、「伝わる仕組み」を意識したデザイン設計こそが販促成功のカギなのです。
私たちアメージングデザインでは、戦略設計から参加し、企業やサービスの強みを「伝わるカタチ」にするサポートを行っています。
見た目だけでなく、「伝わるための仕組み」としてのデザインが必要な方は、ぜひご相談ください。
「結果に直結するデザイン」を、プロジェクトの初期から一緒に考えてみませんか?