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チラシ→WEB→SNSの一貫性で反応は変わる?統一感を出す設計のコツ
「チラシを配ったけれど、WEBサイトにアクセスが来てもすぐ離脱してしまう」
「SNSでも発信しているのに、チラシやWEBと印象がバラバラで伝わりにくい」
そんな悩みを抱えている企業は少なくありません。
実は、販促において最も見落とされがちなポイントのひとつが『媒体ごとの一貫性』です。
チラシ、WEBサイト、SNSはそれぞれ役割が異なるものの、顧客にとっては「すべてひとつのブランド体験」。
どこで見ても同じ世界観やメッセージが伝わるからこそ、安心感と信頼感が生まれ、行動につながります。
今回は、デザイン会社の視点から「チラシ→WEB→SNSを一貫させるための設計の考え方」をご紹介します。
目次
一貫性がないと顧客は混乱する
よくある失敗は、『媒体ごとにデザインやメッセージがバラバラになっている』ケースです。
例えば、チラシでは「親しみやすさ」を強調しているのに、WEBではスタイリッシュで堅めのデザイン。
SNSではスタッフのカジュアルな投稿……。
このようにトーンが揃っていないと、顧客は「同じ会社なのに雰囲気が違う」と違和感を抱きます。
その小さな違和感が「信用できるかどうか」の判断に影響し、結果的に行動をためらわせるのです。
一貫性を生む3つの基本要素
一貫性を持たせるためには、以下の3つの基本要素を揃えることが重要です。
『① ビジュアルの統一』
カラー、フォント、レイアウトのトーンを統一することで、顧客は無意識に「同じブランド」と認識します。
媒体ごとに多少の最適化は必要ですが、基本の色やフォントは変えない方が効果的です。
『② メッセージの統一』
キャッチコピーや打ち出す価値を一貫させること。
チラシで「地域密着」を強調しているなら、WEBやSNSでもその軸を崩さないことが信頼感につながります。
『③ 体験の統一』
顧客がチラシを見てWEBへ移動し、さらにSNSでフォローしたときに、流れが自然につながるように設計すること。
チラシのQRコードから飛んだ先のWEBページが、チラシと同じデザインやメッセージであることで、安心して読み進めてもらえます。
チラシは「入口」、WEBは「深掘り」、SNSは「接点強化」
媒体ごとに役割を整理すると、一貫性の設計がしやすくなります。
チラシは『入口』です。
短いメッセージで興味を引き、「もっと知りたい」と思わせるのが役割。
WEBは『深掘り』です。
チラシやSNSで伝えきれなかった情報を丁寧に説明し、信頼を獲得して行動につなげます。
SNSは『接点強化』です。
日常的に目にする投稿を通じて、親近感やファン化を促し、リピートや紹介につなげます。
このように役割を整理したうえで、「顧客の体験がスムーズにつながるように」デザインやメッセージを統一することが重要です。
よくある失敗例と改善のヒント
・『チラシとWEBのデザインが違いすぎて別会社に見える』
→ カラーやフォントを共通化し、キャッチコピーも同じ軸で打ち出す。
・『SNSが社員の個人投稿のようでブランドと結びつかない』
→ 投稿フォーマットを統一し、ブランドカラーを活用する。
・『QRコードのリンク先がTOPページで離脱される』
→ 専用ランディングページを設計し、チラシの内容と直結させる。
このような工夫を重ねることで、媒体をまたいでも「同じ体験」が提供でき、反応率が高まります。
デザイン会社ができるサポート
自社で統一感を出すのは簡単ではありません。
特にチラシは印刷物、WEBはデジタル、SNSは運用と、制作の現場がバラバラになりやすいためです。
デザイン会社が入ることで、『ブランド全体の設計』をもとに、各媒体に落とし込むことができます。
つまり、「見た目を揃える」だけでなく、「戦略から統一感を生み出す」ことが可能になるのです。
顧客の導線を考えた上で、媒体ごとの強みを活かしつつ一貫した体験を設計できるかどうか。
ここが成果を大きく左右するポイントです。
まとめ
チラシ・WEB・SNSはそれぞれ役割が違いますが、顧客にとっては「同じブランド」として受け取られます。
一貫性を欠いたデザインやメッセージは、信頼を損なう原因となり、成果を下げてしまいます。
逆に、一貫性を持たせた設計によって、入口から行動までの流れがスムーズになり、反応率は大きく変わります。
だからこそデザインは単なる見た目ではなく、『統一感を生むための仕組み』として設計することが重要なのです。
私たちアメージングデザインでは、戦略設計から参加し、企業やサービスの強みを「伝わるカタチ」にするサポートを行っています。
見た目だけでなく、「伝わるための仕組み」としてのデザインが必要な方は、ぜひご相談ください。
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