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第6回【マーケティング講座】
こんにちは!
デザイナーの大石です。
さて、第6回目となる今回のテーマは・・・
『ブランドについて考える』
ファッションや商品の名前、デザインなどのイメージが強い「ブランド」という言葉、
その言葉の意味から、実際にはどんな要素で構成されているのかも、学んでいきます。
1.「ブランド」の言葉の由来
ブランドという言葉は元々、牧場の所有者が自分の家畜などに焼印を押し、
他者の家畜と区別するために行われた行為が由来とされています。
そこから日本でも、かまぼこや竹輪などに自分の店の商品の証として、
焼印を押す文化が広まっていきました。
現在では競合との差別化を図ったり、希少価値や安心感を顧客に与えるために
ロゴマークやデザインを活用する事が増え、
マーケティングの分野でも「ブランド」という言葉が定着していきました。
2.ブランドの構成要素
今回からはブランドの3つの構成要素を、アメージングデザインの持つブランドである、
「MiMiunjour(ミミアンジュール)」を例に紹介していきます。
【基本価値】
まず基本価値とは、商品の機能や特性、食品の場合は味や香りなど、
商品特性から得られる価値です。
ミミアンジュールグッズで言えば、ポーチなどの生地厚手で丈夫に設計されており、
表面にラミネート加工を施してあるため撥水効果があることや、
製造がすべて国内で行われている。
といったような事が基本価値として挙げられます。
【情報価値】
情報価値は、商品のパッケージや広告、デザインなどの、
お客様が商品を購入する動機になるものです。
ミミアンジュールでは、おとぎ話をモチーフにした華やかなデザインや、
それぞれのお話に綴られたメッセージなどがあります。
お客様の好きなおとぎ話を選ぶことが出来るバリエーションも情報価値になります。
【周辺価値】
周辺価値は、販売する際の接客態度や発送までのスピード、
商品購入後のアフターフォローなど、
一見商品の魅力とは直結しないような部分ですが、
ブランド全体の価値としてみたときには非常に重要な要素の一つになります。
ミミアンジュールでは、オンラインショップで発注を受けた商品の、丁寧ですばやい発送や、
グッズの販売される店舗で行うワークショップなどが挙げられます。
ミミアンジュールは最近、
ロゴマークのデザイン改善、それに伴ったブランドコンセプトの見直しを行ないました。
そこからお客様のニーズを考え、新グッズの考案や素材の改善を進めています。
ブランドを構成する価値のそれぞれと向き合い、
修正と改善を繰り返すことで、よりよいブランドへと磨きがかかっていきます。
皆様ももう一度、自分のブランドの価値を分析してみてはいかがでしょうか。
それでは
次回もおたのしみに!