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学習塾・習い事教室が地域で選ばれる存在になるためのブランディング戦略とは
少子化が進む中、学習塾や習い事教室は「ただ存在しているだけ」では生徒が集まりにくい時代になりました。
そこで求められるのが、「ここに通わせたい」と自然に思われる“ブランド”をつくることです。
今回は、教育業界の広報・経営者向けに、ブランディングの基本から実践的な展開までを解説していきます。
目次
「ブランディング」とは“見せ方”ではなく“在り方”の設計
教育業界で「ブランディング」と聞くと、ロゴやカラー、パンフレットのデザインを想像されがちですが、それはあくまで外側の表現にすぎません。
本質的なブランディングとは、
・教室が何のために存在するのか
・どんな価値を子どもと保護者に提供するのか
・他塾・他教室とどこが違うのか
このような「在り方=コンセプトや軸」を明確にすることから始まります。
たとえば、
・自立力を育む学習塾
・音楽で自己表現を学ぶピアノ教室
・苦手な子でも楽しめる英語スクール
このように、「その教室でしか得られない経験」を明確に言語化できていれば、競合と比較されたときも迷わず選ばれるようになります。
“選ばれる”ブランドに必要な3つの視点
■1:保護者目線で「信頼される教室」を設計する
・講師の人柄や方針が伝わっているか
・教育理念が曖昧になっていないか
・安心できる環境が整っているか
■2:地域特性に合わせた立ち位置を考える
・高学歴志向の地域なら“実績重視”を
・子育て支援が充実している地域なら“共感と安心”を
・競合が多いエリアなら“個性と尖り”を意識
■3:一貫性のあるビジュアルとメッセージで伝える
・ホームページ、チラシ、看板、SNSで軸がブレていないか
・教室の写真や動画が“雰囲気”を正しく伝えているか
・保護者に届く言葉で価値を表現できているか
ブランディングは“発信”以上に、“体験”と“印象”の積み重ねです。
通っている生徒や保護者が「ここにしてよかった」と自然に言いたくなることこそが、ブランディングのゴールです。
実践しやすいブランディング施策の例
すぐに取り組める実践例も紹介します。
・教室の理念や講師の想いを1枚の紹介カードにまとめる
・ロゴやパンフレットを「教育方針に合ったトーン」でリデザインする
・Instagramで日々の教室の様子や生徒の声を定期発信する
・保護者面談時に「通っている理由のアンケート」を取り、メッセージ設計に活かす
・「○○式学習メソッド」など、独自の考え方をネーミング化して伝える
特別な費用や仕掛けよりも、「この教室なら安心」と感じてもらえる要素を丁寧に積み上げることが、ブランド力につながります。
まとめ
ブランディングとは、「どう見えるか」だけでなく「どう存在するか」を設計すること。
学習塾・習い事教室にとって、保護者から選ばれ、生徒が安心して通い続けるためには、明確な軸と、それを一貫して伝える力が求められます。
ブランドは“積み上げていくもの”です。今ある魅力を言語化・視覚化し、発信と体験を通じて少しずつ育てていきましょう。
私たちアメージングデザインでは、“目的を達成するため”のブランディングデザインを、
お客様一人ひとりの目的を丁寧におうかがいし、それに合わせたプランニングから開始いたします。
プランニングとは、「他社との違い」「独自のポジション」「明確な顧客像」を基に、「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を設計することです。
そこから訴求する情報を整理して、紙面でどのように見せていくかを検討します。
これらが、しっかりできてはじめてデザイン制作に入ります。
このプロセスをすることで、私たちアメージングデザインは、2010年の創業以来、営業やセールスを一切せずデザイン戦略のみでの自社集客を実現することができました。
もちろん弊社のお客様もそのような方が多くいらっしゃいます。
詳しくはお客様の声をご覧ください。
これからはじめてブランド設計に取り組まれるお客様にも、分かりやすくサポートいたします。