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2020/01/29

海外を視野に入れたクリエイティブ戦略【実践編】

韓国で絵本『かいとう あっというま』が発売しました。
今回はこの絵本の海外出版を例に、クリエティブ戦略のおはなしをします。

海外出版

最初から海外を視野に入れる

実はこの絵本をつくり始めた時から海外を視野に入れていました。
絵本という特性もありますが、少子化の一途を辿る日本だけを視野に入れず、
制作と同時に英訳依頼をし、英語版も用意していたのです。
もちろん、当時はこの絵本の日本出版すらまったくの未定。

しかし、日本の出版業界の状況を鑑みると、海外から出版した方が早いんじゃないか。
そんな素人考えの中、出版の世界をまったく知らない僕にとってできることは、
目的を達成するためにクリエイティブをどう生かせるかということでした。

「つくる」と「売る」は別物だけど、合わせる物

こだわりの作品や商品をつくることは誰でもできるかもしれません。
しかし、売り方はまったくの別世界。とよく言われます。
これは半分正解であり、半分不正解なんです。

これからの時代は、売り方の計画に、クリエイティブをどう入れ生かすかを考え、
ゴールに向かって進んでいく必要があります。

売り方の事例

例えば不確定要素盛々の代表格である本の出版。
作品完成後、第1ゴールを出版にした場合、
どのような売り方を計画し、クリエイティブをどこでどう作り生かしていくかを考えてみましょう。

例えば・・・
□ 【売り方】出版社に連絡し児童編集者を紹介してもらう。
  【作るもの】印象的で伝わるプロフィールを作成、プレゼンのストーリーも作り本番で実践。
□ 【売り方】リストアップした数社に売り込み。 
  【作るもの】作品を受け取った編集者をWEBへ誘導、いかに出版する価値があるかを伝える。
□ 【売り方】コンテストに出してみる。
  【作るもの】作品以外に添付する資料を作成。
□ 【売り方】日本だけでなく海外の出版社へアプローチする。
  【作るもの】プロフィールなど載せた英語版WEBサイトやメールに添付するPDF資料を制作。
□ 【売り方】自分でイベントを起こす。
  【作るもの】イベント・ワークショップ、コラボ等、自身で起こし実績をつくる。
□ 【売り方】SNS
  【作るもの】SNSマーケティングを活用。
□ 【売り方】紙というメディアではなく動画で配信。
  【作るもの】音楽とアニメーション動画というアプローチへ作品を変更し、伝える相手と場所を変更。

などなど。

なかなか計画通りに行かないことも多いと思います。
都度軌道修正する中で、クリエイテイブなアプローチも修正していきます。
ここでのポイントは「作品」自体はそのままで、
伝え方、見せ方のアプローチをクリエイティブを駆使して行うことです。
そして、1つの売り方アクションに対して、反応を分析し改善策を出し、
次のアクションへ生かしていくことも大切です。

クリエイティブの力

クリエイティブの力は、レッドオーシャンでも溺れない?

今回実践した絵本に話しを戻します。
日本の絵本市場は、僕が子供の頃からある有名な絵本でほとんどの平棚は占められ、
新人の絵本が置かれるスペースすらない状態。
運良く置いてもらえても本棚に1冊差されて見つけられることはほぼない。
そして、出版不況でも売れているとう絵本ですが、
蓋を開けると作家としてはがっかり。
売上の約9割が昔からある絵本なんです。

そんなレッドオーシャンのような、絵本の世界に挑戦する方もする方ですが、
自分の得意なこと、やりたいこと、喜ばせたい人たちがそこにいるのであれば、
レッドだろうが飛び込む覚悟が必要だと僕は考えます。
だからこそ、綿密な計画を立てることが大切になります。

おかげさまで、上記の考えと行動で、この絵本に関しては、
溺れずにまだ泳ぎ続けていられています。
そしていくつか知らない島へたどり着くこともできました。

この島とは、日本での出版、イベントやサイン会、海外出版だけでなく、
同じタッチのイラストで描いたブランドMiMiunjourの、
エージェントやメーカーとのライセンス契約などです。
新しいビジネスとして芽を出すことができました。

日本の技術や品質は最高レベル!なのに…

表面的な「デザイン」で世界を標準にすると、
文化や慣習の違いでうまくいかないこともあると思います。
しかし、クリエイティブを使った戦略を「デザイン」することで、
国内はもとより、海外を視野に入れた戦略を打つことができると考えています。

特に日本は技術や品質では世界で通用するレベル。
しかし、残念ながらその良さが伝えたい人たちに伝わっていないことが少なくありません。
今後はクリエイティブの力を使って、伝えたい人たちにしっかり届く戦略が不可欠です。
貴社の「売り方計画」に「クリエイティブ」をぜひ入れていきましょう!

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海外を視野に入れたクリエイティブ戦略まとめ

海外を視野に入れたクリエティブ戦略は、
どのタイミングで誰に何をどう打ち出すか。
それらの戦略をスタート時点でデザインすることです。
つまり、企画会議の時点から、クリエイティブディレクターなどの、
クリエイターをメンバーに入れてプロジェクトを進めていくことが大切です。

ちなみに、気づいている方も多いと思いますが、
これは海外でも国内でも同じことが言えます。
もし今、機能やスペックには自慢があるけれど、商品やサービスの売れ行きが伸び悩んでいるようでしたら、一度クリエイティブの力を入れてみませんか。
モノやサービスが溢れる中、人々が欲している本質を今一度探ってみましょう!

【絵本情報】
絵本『かいとう あっというま』韓国版
作・絵:塚本ユージ(츠카모토 유지) 
出版社:KIZM Education Group