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企業のCSR活動について考える【チャリティイベントを通して】
今年もこの時期がやってきた!
北千住をサンタの格好で練り歩くイベント、サンタウォーク。
1回目からメインビジュアルでお手伝いさせていただき、参加者もどんどん増えて来たイベント。
有料イベントですが、集まったお金は全額、遺児のクリスマス子ども食堂の開催日として寄付します。
参加者も地域もみんなが笑顔になれる素敵なイベントです。
企業のCSR活動について考える
僕は10年前の起業時から「人々の笑顔をデザインで描きたい」と、変な使命感を持っていました。
当時は区役所へ提案に行きましたが、相手にされず空回り。
今でこそよく声をかけてもらえますが、当時はどこの馬の骨かもわからない人間が突然現れ、
「子どもたちのいじめを減らすために、ポスター無料でつくるので、学校に貼りませんか?」
「放課後子ども教師で、絵やデザインを教えてます!画材はすべて用意します!」
と、言い出すわけです。
怪しまれて当然です。
CSR活動という言葉も知らなかったけれど、現在は傍から見たらその言葉に当てはめられることがよくあります。
しかし、僕は前述の通り、今も昔も自分の中で勝手に生まれた変な使命感が動機になっています。
ですので、CSR的なことをやっているのかもしれませんが、正直その効果はわかりません。
ただ、ああいう活動していると聞いてこのデザインはアメージングさんにお願いしたいと、
仕事の依頼や、ご紹介は増えています。
結果としてこうなったという以外ありませんが、もしまだ活動をしていない企業がこう行った結果を求めるのであれば5年10年はかかるかもしれません。
前置きが長くなりましたが、
これをきっかけにCSRについて考えてみました。
CSR(企業の社会的責任)とはそもそも何?
CSRを日本語に訳すと「企業の社会的責任」
なんか少し重いですね。
要は売上だけを求めるのではなく、環境保護や文化支援、寄付などの社会貢献を企業として行おう。ということです。
SDGsも出てきて普段の生活でも目にすることが増えてきました。
例えばレストランに行くとプラスチックストローは希望者のみに提供されるところが増えてきました。
CSRで見れば環境保護でしょうし、SDGsで見れば、「海の豊かさを守ろう」になります。
目的はとても近いです。
ただCSRは社会貢献と言いながらも、企業側のメリットも考えて行っているところも多いと僕は見ています。
昨今、モノは溢れ自社商品やサービスの特徴を伝えるだけでは、消費者に選ばれないことが増えてきました。
そのため、他社との違いや自社を選んでもらう価値を伝えることが重要になり、CSRが重要視されています。
CSR活動の効果はあるのか
例えば、木材を使用する企業が森林伐採した山に苗木を植えるCSR活動をしています。
こうした環境保護を行い、日本の美しい自然を守ることは、企業のイメージアップにつながります。
消費者は同じような商品やサービスを購入するならイメージの良い企業、安心、信頼できる企業から購入したいと考えます。
つまり、CSR活動をすることで、企業ブランドがアップし、商品購入につながり、結果売上アップにつながるということです。
企業のブランドアップ効果は、良い人材の確保にも直結します。
中小零細のCSR活動は使命感が無いと続かないが、
やった方がよい理由
このように、企業のCSR活動はボランティアと思われがちですが、必ず企業にとってプラスに働きます。
ただし、根底には使命感や想いがなければできません。継続も難しいです。
特に弊社のような中小零細企業は。
なぜなら、事業とは別の労力をかなり必要とするからです。
即効性もなく、いつまで経っても目に見える効果が現れないこともあります。
それでも続ける意思と体力が必要です。
原動力となる意思には創業者や企業の理念があることも忘れないで欲しいです。
中小零細企業こそ現在CSR活動を求められています。
繰り返しますが、モノや情報が溢れている時代に消費者が頼りにするのは、より安心できる企業、より信用ある企業であるかどうか。
今こそ企業として理念を動機にCSR活動をはじめてみませんか。
そして、結果として企業ブランドの向上を目指しませんか。
僕は、10年間いくつもの活動を継続して来ました。
時には事業が芳しくないときもありました。
そんなときこそ、さらに活動に力を入れました。
それはなぜか。
それは、創業の理由と活動のゴールがイコールだったからです。