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絵本『かいとう あっというま』コンサート上演
クリスマスチャリティコンサートで、
拙著 絵本『かいとうあっというま』を読み聞かせ上演してもらいました。
音楽をつけて読み聞かせをしてくれたのは、
「くつした宅急便」という楽団。
コンサートは教会で行われました。
普段なかなか足を踏み入れない空間だけあって、
不思議な雰囲気の中、次々と演奏やコーラス、劇を上演。
そして、「くつした宅急便」の登場。
会場の後ろから演奏しながら舞台に進む中、
どこからか聴こえる朗読。
「楽しい時間があっというまに終わってしまったことはある?」
絵本のイントロの言葉が会場の人たちに問いかけます。
また、『かいとう あっというま』が近づいたときの音
「チッチッチクタク チッチッチクタク」にシンクロしてメトロノームを使ったり、
バンジョー、アコーディオン、ピアノで絵本の世界観を立体的にしてくれました。
おはなしの途中で、
黒いマントに帽子をかぶった読み手の男の子が出てきました。
今まで何人かの方が朗読をしてくれましたが、子どもは初めて。
とにかく今回はこの子がキーでした。
たぶん小学校高学年、
声変わりもしていない男の子の声で、
終始この子の声と読み方がハマっててよかったです。
ちなみにこの上演、絵は一切投影されていません。
音楽と朗読、そして、舞台の人を見ながらお客さんはそれぞれ想像していたと思います。
途中途中で笑いが起こったのが嬉しかった。
『かいとう あっというま』を映像化してワークショップで上演する際に、
すでにオリジナルBGMを流していたけれど、
今回の曲もすごく良かった。
様々な人が、それぞれの分野で、
この絵本をアレンジしてくれることは面白い。
これからも『かいとうあっというま』は絵本から飛び出して、
たくさんの人の目と心に触れる存在になってもらいます。
怪盗ではなくなってしまいますが・・・。