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自分らしさってアメージング!#21 面接官へ会心のひと言

アメージングデザイン 塚本ユージ

試験会場を出て廊下を歩く。
窓の外を見てはじめて気がついた。
もう日が暮れる。
朝早く来たはずなのに、なんて長い試験なんだ。
そんなことを考えながら面接の教室へ入ると、
いかにも教授!という風貌。
僕は恐る恐る描きかけの課題作品を見せました。

面接官はそれを見るなりすぐに
「君、飽きっぽい?」
と聞いてきました。
僕は、
「えっ!?飽きっぽいんですか?」
予想外の最初の質問に逆に訊ねてしまいました。

面接官は少しイライラして、
「いや、君に聞いてるんだよ」
と言い、僕は動揺したまま「いや、そんなことはない。と、思います・・・」
と答えることしかできず。

「でもほら、この課題の絵見てよ。紙面の中であっち描いたり、
こっち描いたりしてるからさ」
どうやら課題の絵を見て、右端に色を少し塗っては、
左端に色塗っていたりと、バラバラに着彩していたからそう訊ねたようで。
僕は、「いえ、飽きっぽくはないです・・・!!」
再び同じような返答しか返すことができませんでした。

そしてその後、いくつかの質問をされ、
今まで描いていたイラストを見てもらいました。

イラストを見ている時に何を聞かれたかはあまり記憶にありませんが、
画材は何で描いているの?とか、たいした質問は受けなかった気がする。
後日知ったことですが、僕のイラストは誰かに似ているということが無く、
自分自身の世界観を持っていたのが良かったとその教授は教えてくれました。

(※この記事に掲載したイラストは、僕が初めて「イラスト」という意識で描いたもので、
 なぜこの絵を描いたかは、当時の僕も今の僕もわかりません。
 ただ潜在的にこんな雰囲気の絵や色彩が好きなんだと今になって思います。)

全体的に雲行きの怪しい面接が終わりました。
御礼を言い、席を離れた僕は
あろうことか席に立ち戻り、前のめりになって面接官にこう言ってしまいました。

「これだけで判断しないでください!!!!!」
終始厳しい顔をしていた面接官は少し驚いたような顔をしていました。

面接会場を後にし、
気分が晴れないまま、
課題制作の続きを描きました。

大学を出た時は、
ほとんど日は沈んでいて、
僕の心も同じような状態でした。

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