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サービスが増えすぎた結果、選ばれなくなる?情報整理の重要性
目次
なぜ「がんばってサービスを増やしたのに反応が下がった」のか?
新しいニーズに応えるためにサービスを拡充したのに、なぜか反応が下がった。
そんな経験はありませんか?
実はそれ、『サービスが増えたこと』自体が原因ではなく、『情報の整理不足』が問題であるケースがほとんどです。
情報過多の時代においては、伝えたいことが多ければ多いほど、受け手の理解は分散し、判断が鈍ります。
つまり、お客様が「どれを選べばいいのかわからない」と感じてしまう状況こそが、選ばれない最大の要因なのです。
サービスが多いほど「整理設計」が必要になる理由
● 情報が多い=価値が伝わる、ではない
サービスの詳細・魅力・選択肢を丁寧に紹介したい気持ちは理解できますが、受け手側の脳内では『情報が並列に並ぶ=すべて重要ではない』という認識になってしまいます。
● 記憶に残るのは「絞られたメッセージ」
選択肢が多すぎると、お客様は迷い、行動に移れなくなります。人の記憶に残るのは、『選びやすく整えられた構造』と『印象に残る切り口』です。
サービスが多い企業こそ、どのサービスを主軸に置き、どんな構造で見せるのかといった情報の設計が不可欠です。
お客様目線での「情報整理」とは?
「情報整理」と聞くと、社内の資料をきれいにするようなイメージかもしれませんが、ここで言う情報整理は、『お客様が理解しやすくなるように伝える順番や構造を整えること』を指します。
具体的には次のようなアプローチがあります
- サービスをカテゴリに分けて、目的別・課題別に導線を設計する
- 一番見せたい主力サービスを軸に、その他のサービスを補足的に並べる
- 対象となるターゲットごとに情報を最適化し、分岐型の設計にする
単に情報量を削るのではなく、『伝わりやすさ』を重視した再構成が、選ばれるための第一歩です。
情報を整えることで生まれる3つの効果
1. 認知の定着
情報の整理によって「この会社は●●のプロ」と印象づけやすくなり、記憶に残りやすくなります。
2. 比較検討の土俵に立てる
お客様は無意識に「わかりやすい会社=信頼できる」と感じます。つまり、情報整理そのものが信頼性の担保につながります。
3. コンバージョン率の向上
行動導線がクリアになることで、問い合わせ・資料請求・来店などの次のアクションへつながりやすくなります。
実際の改善事例:サービス構成を再設計して問い合わせ数2.3倍に
都内で講座を展開するある企業では、数種類以上のサービスを1ページに羅列していたため、ユーザーが迷い、離脱が続出していました。
当社が支援した際には、
- 「初心者向け」「中級者向け」「法人研修」の3カテゴリに分類
- 各カテゴリにキャッチコピーと導入ストーリーを設置
- 問い合わせボタンをページ上部と下部に設置し、動線を明確化
といった情報設計を行い、結果としてコンバージョン率が向上。
ただ見た目を整えるのではなく、伝え方・並べ方の設計によって反応は大きく変化するのです。
まとめ:増やしたサービスを「活かす」ために整理を
サービスの拡充自体は、企業努力の結果であり、大きな価値です。
しかし、それが「伝わらない」状態であれば、むしろ機会損失にもつながってしまいます。
大切なのは、『すべてを伝えようとすること』ではなく、『必要な情報を、必要な順番で、伝わる形に整理すること』です。
私たちアメージングデザインでは、サービス設計と情報整理を両輪でサポートすることで、貴社の魅力を『選ばれるカタチ』に変えるお手伝いをしています。
増やしたサービスが正しく届くように、まずは見せ方の整理から始めてみませんか?
「うちのサービス、ちゃんと伝わってる?」と感じたら、お気軽にご相談ください。