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顧客心理に基づいたレイアウト戦略の考え方
「反応率を上げたい」
「伝えたいことが多すぎてレイアウトがごちゃごちゃしてしまう」
そんな時に見直すべきなのが、“顧客心理を前提にした設計”です。
販促物やWebサイトなどのビジュアルは、見た目の美しさ以上に「見る人の心がどう動くか」で成果が変わります。
この記事では、レイアウトにおける顧客心理の基本的な考え方と、実践で使えるポイントをお伝えします。
視線の流れと感情の動きがすべての起点
私たちは情報を見るとき、無意識に「順番」と「印象」で判断しています。
レイアウトの役割は、この視線の流れをコントロールし、見た人の感情を自然に動かしていくことです。
・目に入った瞬間に「気になる」と思わせる
・次に「自分に関係ありそう」と感じてもらう
・「信頼できそう」と納得してもらう
・最後に「行動したい」と思わせる
この流れを作るには、単に情報を並べるのではなく「感情の設計図」を描くような意識が重要です。
顧客心理を活かすレイアウト設計のポイント
顧客心理を踏まえたレイアウトには、いくつかの基本原則があります。
・【Z型/F型の視線誘導】
人の目は左上から右下へ流れる(Z型)、または左から縦に読み下ろす(F型)動きをするため、重要な情報はその流れに沿って配置する
・【視覚的階層構造(ビジュアルヒエラルキー)】
フォントのサイズ・太さ・色で情報の重要度を示し、読み手が迷わず順番通りに内容を把握できるようにする
・【ホワイトスペースの活用】
詰め込みすぎず余白を設けることで、脳が情報を処理しやすくなり、印象にも残りやすくなる
・【行動心理を意識したCTAの配置】
「申し込みはこちら」「詳細を見る」などのボタンや導線は、感情が高まったタイミングで自然に目に入る場所に設置する
・【ストーリー性のある構成】
起承転結や悩み→共感→解決の流れなど、感情が動く順番で情報を配置する
これらの設計によって、見る人の「感じる→理解する→行動する」までの流れがスムーズになります。
レイアウトが変わると成果も変わる
例えば、以下のような違いだけでも成果が変わることがあります。
・最初に「悩み」を見せるか、「実績」を見せるか
・申し込みボタンの色や形
・アイキャッチ画像の向き(右向きか左向きか)
なぜなら、見る人の感情や無意識の判断が、それらの細部に影響を受けるからです。
感性に頼るのではなく、「相手がどう感じるか」を起点に考える。
これが成果に直結するレイアウト戦略の本質です。
まとめ
レイアウトは「見やすく整える」だけでなく、「感情を動かすための設計図」です。
顧客心理を踏まえ、見る順番・情報の重み・行動の導線を設計することで、デザインの説得力は大きく変わります。
誰かの行動を促すために、視覚の力を戦略的に使いましょう。
私たちアメージングデザインでは、“目的を達成するため”の販促デザインを、お客様一人ひとりの目的を丁寧におうかがいし、それに合わせたプランニングから開始いたします。
プランニングとは、「他社との違い」「独自のポジション」「明確な顧客像」を基に、「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を設計することです。
そこから訴求する情報を整理して、紙面でどのように見せていくかを検討します。
これらが、しっかりできてはじめてデザイン制作に入ります。
このプロセスをすることで、私たちアメージングデザインは、2010年の創業以来、営業やセールスを一切せずデザイン戦略のみでの自社集客を実現することができました。
もちろん弊社のお客様もそのような方が多くいらっしゃいます。
詳しくはお客様の声をご覧ください。
これからはじめて販促物を作成されるお客様にも、分かりやすくサポートいたします。