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『ターゲットが曖昧』なまま作ると、なぜデザインは機能しないのか?
どれだけ美しいデザインをつくっても、成果に結びつかないケースがあります。
その多くに共通しているのが『誰に向けて』発信しているのかが曖昧なまま、デザインが作られているという問題です。
今回は、ターゲットが明確でないとデザインがなぜ機能しないのか、その理由と改善のヒントについて解説します。
誰に向けたメッセージかが曖昧だと「伝わらない」
『幅広い人に届けたい』『誰でもいいから興味を持ってほしい』という考え方は、一見効率がよさそうに見えます。
しかし、デザインの世界では「誰にでも届く」は「誰にも届かない」と同義です。
・色もフォントも何となく『無難』に
・メッセージも『抽象的で浅い表現』に
・結果として『印象に残らない』ものになる
相手が誰なのかを想定せずに作ると、言葉もビジュアルもぼやけ、届くべき人に届かなくなってしまいます。
ターゲット設計が、デザインを『武器』にする
成果を生むデザインには、かならず『ターゲットの解像度』が高い設計があります。
具体的には、次のような視点でターゲットを描いていくことが重要です。
・年齢、性別、職業などの基本情報だけでなく、
・価値観や悩み、情報収集の手段、行動パターンなど
・「何に反応し、どう動くか」まで想定する
このようにターゲットの心理や行動を深く理解していると、配色・写真・構成・コピーライティングなど、すべての表現に『意図』を持たせることができます。
結果として、ターゲットの心を動かし、行動を促すデザインになります。
ターゲット不在の制作は“迷走”を招く
実際の現場でも『誰に届けるのか』が不明確なまま制作を始めてしまうと、次のような問題が起こります。
・方向性が定まらず、打ち合わせが長引く
・表現の好みで議論が進み、目的が見えなくなる
・完成後も「これでよかったのか」と不安が残る
一方で、ターゲットを明確に定めた制作プロジェクトは、議論の軸が定まりやすく、判断もスムーズです。
主観ではなく『相手目線』で考える土台があることで、関係者全体の納得度が高く、成果にもつながりやすくなります。
まとめ
デザインは『誰かの心を動かすための手段』です。
その『誰か』が曖昧であれば、デザインのすべてがぼやけてしまいます。
ターゲットを定めることは、制限ではなく武器。
届けたい相手の解像度を高めることで、デザインは力を持ち、成果を生むツールへと進化します。
私たちアメージングデザインでは、“目的を達成するため”のデザインを、
お客様一人ひとりの目的を丁寧におうかがいし、それに合わせたプランニングから開始いたします。
プランニングとは、『他社との違い』『独自のポジション』『明確な顧客像』を基に、『誰に』『何を』『どのように伝えるか』を設計することです。
そこから訴求する情報を整理して、紙面でどのように見せていくかを検討します。
これらが、しっかりできてはじめてデザイン制作に入ります。
このプロセスをすることで、私たちアメージングデザインは、2010年の創業以来、営業やセールスを一切せずデザイン戦略のみでの自社集客を実現することができました。
もちろん弊社のお客様もそのような方が多くいらっしゃいます。
詳しくはお客様の声をご覧ください。
これからはじめて販促物を作成されるお客様にも、分かりやすくサポートいたします。