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パンフレットとカタログ目的別使い分けと制作ポイント
営業資料、展示会、店頭配布、DM同封…。
企業の情報を紙媒体で伝える機会は今でも多くありますが、「パンフレット」と「カタログ」の違いが分からないというご相談をよくいただきます。
本記事では、それぞれの特徴と目的別の使い分け方、効果的な制作ポイントを、デザイン会社の視点からわかりやすくご説明します。
目次
パンフレットとカタログの目的別使い分けと制作ポイント
1. パンフレットとは?
「会社やサービスを広く・簡潔に伝える」資料、パンフレットは、会社やサービスの概要を分かりやすくまとめた冊子です。
「初めて知る人」に向けて、イメージやブランド、信頼感を伝える役割を持っています。
■主な特徴
・コンパクトなページ構成(4〜8ページ程度が多い)
・写真やグラフィックが多く、ビジュアル重視
・情報は簡潔に、分かりやすくまとめる
・会社案内、施設案内、サービス紹介などに使われる
■よくある用途
・企業訪問や営業時に渡す資料
・展示会・セミナーの配布物
・店頭・受付に設置する会社案内
2. カタログとは?
「商品・サービスを詳しく紹介する」資料、カタログは、商品やサービスのラインナップを網羅的に紹介する冊子です。
購入や問い合わせを前提とした「検討段階の相手」に向けた、実用性重視の資料になります。
■主な特徴
・ページ数が多く、情報量が豊富(20P以上も一般的)
・商品ごとの仕様・価格・スペックが細かく掲載
・写真よりもデータや構成情報の比重が高い
・営業資料や通販、業者向けの配布などに活用される
■よくある用途
・製品紹介(機械・家具・アパレル・教材など)
・サービスメニュー一覧(研修、コンサル、清掃業など)
・業務用の注文・取引用資料
3. パンフレットとカタログの違い 早見表
項目 | パンフレット | カタログ |
---|---|---|
主な目的 | イメージ訴求、信頼感、認知 | 商品・サービスの詳細紹介、注文誘導 |
情報の深さ | コンパクトで要点のみ | 詳細で網羅的 |
対象読者 | 初対面の人、これから関係を築く相手 | 具体的に比較・検討している見込み客 |
ページ構成 | 4〜8ページ程度 | 10〜数十ページ |
ビジュアル比重 | 高い(写真・デザイン重視) | 低い〜中(データや構成重視) |
4. 目的別・効果的な使い分け
【会社案内をしたい】
→ パンフレットがおすすめ
サービスの背景、理念、実績など「共感を呼ぶ情報」をしっかり伝えられます。
【商品・サービスを検討している人に詳しく紹介したい】
→ カタログが効果的
複数の選択肢を比較している段階のユーザーには、仕様や価格を明記したカタログが必要です。
【展示会や営業先で資料を渡したい】
最初の1冊はパンフレット。詳細資料としてカタログを別添するとより効果的です。
5. 制作時のポイント:伝わる紙媒体にするには?
■パンフレット制作で意識したいこと
・ストーリー性のある構成(会社の思い→サービス→実績→問い合わせ)
・ビジュアルで世界観を伝える
・難しい言葉は使わず「誰でも理解できる表現」で
■カタログ制作で意識したいこと
・情報の整理と統一感(項目名・表記のルールなど)
・探しやすさ(目次・インデックス・カテゴリ分け)
・データを正確に・簡潔にまとめる
スマホやPCでも見られる「デジタルカタログ化」もおすすめ
まとめ:目的に応じて、効果的に使い分けを
パンフレットもカタログも、ただ作れば良いというものではありません。
「誰に・何を・どう伝えたいか」を明確にして、それぞれの特徴を活かした設計が、反応を生み出すポイントです。
私たちアメージングデザインでは、“目的を達成するため”のパンフレットおよびカタログデザインを、
お客様一人ひとりの目的を丁寧におうかがいし、それに合わせたプランニングから開始いたします。
プランニングとは、「他社との違い」「独自のポジション」「明確な顧客像」を基に、「誰に」「何を」「どのように伝えるか」を設計することです。
そこから訴求する情報を整理して、紙面でどのように見せていくかを検討します。
これらが、しっかりできてはじめてデザイン制作に入ります。
このプロセスをすることで、私たちアメージングデザインは、2010年の創業以来、営業やセールスを一切せずデザイン戦略のみでの自社集客を実現することができました。
もちろん弊社のお客様もそのような方が多くいらっしゃいます。
詳しくはお客様の声をご覧ください。
これからはじめてパンフレットやカタログを作成されるお客様にも、分かりやすくサポートいたします。